麒麟がくる!息苦しい時代の大河
コロナ危機のちょうど今年のテレビに、この大河ド
ラマというのは興味深い。刺激に富む、まさに今は
っきり見えてくる大河ではないでしょうか。
主人公が、立ち上がる明智光秀と”駒”。時代は十六
世紀の戦国時代 - ドイツを含むヨロッパではこれ
が宗教改革の時代です。
苦しんでいる人々は天下を統一する、強い、そして
賢明なリ―ダ―の到来を切望している。だが、期待
して使えてきたリーダーの作り上げた天下が、息苦
しく耐えられなくなったとき立ち上がるの
が、このドラマでは明智光秀です。
自分を活かし、呼吸を与えてくれる存在を、日本で
”かみ”とよびますが、「かみ」というと、これは
職場(会社、上司)と政府という意味にもなります。
つまり、自分がいきくるしくなったとき関係する
三次元の存在を全部指し、連想させます。
ドイツでは当時息苦しくなった人々が直接神
様と繋がる自由を求めたが、そうすると、
いつ、どこでも、支配体制と職場も考え直
されます。
面白いのは - これもまたシンクロ二シティだとい
える - 麒麟がくる!で、立ち上がる明智光秀が、
当時では鉄砲という新技術を積極的に使うヒーロ
ーとして描かれているということです。
と同時に駒が 庶民でも字が読める人で、本を読
んでいるシーン があります。駒がどこで字を学
んだかときかれると、”生まれながら出来るもので
す”(これぞ天が与える自然権!)のように
答えます。
この、読める、そういう風に状況に答える
駒が渦巻きに飲み込まれそうでも、その中心にて
渦巻きを起こす”こま”でもあります。
当時のIT面の最新技術はヨロッパでは、ルテロが
訳した聖書を自分で読み、神様と、仲介者と自称す
るカトリック教会の仲介無く繋がり、自分と自分が
おかれた状況を見直す事を可能にしたグテンベルク
の印刷技術であった。名前からも明らかに、それに
当たる今の技術が”WordPress”。
自由になった個人個人が仲介、代表者、(他人の持っ
ている)会社等に頼らず繋がり、交流して生き苦し
くない、自分の場を自分で作るチャンスが今です。
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